イトシキヒトノカゲ

声優さんイベントのはなしとか、ラジオのはなしとか

『生だし』の感想とか

【イベントお知らせ事項】
本日は『アジルス/スーパー生絞りG』をご視聴いただきありがとうございました。
アーカイブは明日12/29(火)23:59までご覧いただけます。回線トラブル等で見れなかった方はアーカイブにてご視聴頂けますと幸いです。
#年末杉田中村

 

■タイトル

 アジルス/スーパー生絞りG
~『株式会社AGRSが始動してからいろいろあったけど、せっかくだし年末に中村悠一さんをお招きして昔のことを振り返ったりこれからの話したりしようと思う生配信』 略して生だし~

■イベント概要

 40歳となり自身の会社AGRSを立ち上げた杉田智和。過去と未来の間に想う「今まで」と「これから」とは?
 ゲストに中村悠一様をお迎えして、煌めく生絞りイベント開催!

■配信日時

 2020年12月28日(月)20:00 ~ 21:30
※公演時間は90分を予定しておりますが、多少前後する可能性がございます。

■出演(敬称略)

 杉田智和

 ゲスト:中村悠一@nakamuraFF11

■配信サイト

 「ローチケLIVESTREAM」にて無観客配信

■チケット情報

【チケット価格】

 2,000円(税込/各種手数料別)

agrs.co.jp

 

 

まえがき

 

という感じの配信イベントに参加した。開催時間は結局10分押しくらいで終わったと思う。

(先にTwitterのリンクを張ったらめちゃくちゃな配置になった。すまん)

杉田さんがいつもyoutubeのAGRSチャンネルでやっている生放送や、半生放送の延長としての、そしてAGRS一周年の総まとめイベントでもある。

公演の最後で明かされたが、配信が行われていてるはMixalive TOKYO。池袋の新しい劇場だ。状況が許せば、観客を入れての配信だったんだろうなあと思うと行ってみたかった。この会場は他にも朗読劇なども多く行われているんだけど、結局まだ行ったことがない。はやく観劇したいという欲求が止まらないよ…。

 

この一年は配信でのイベント続き。というかイベントの数自体がめちゃくちゃ少なかったと思う。イベントに行くことだけを楽しみに毎日を生きているわたしは殆ど死んでいた。でもわたしがなんでイベントにこうも通いまくっていたのかというと、好きな人を生で見たいからだ。推しと自分との間に隔てるものが、涙の膜しかないだなんていうのはなんて素敵な体験なんだろうか。

というような思いを持っている人間なので、コロナ禍以前でもライブや舞台挨拶に外れてもライブビューイングには絶対行かなかった。だって生で見ないと意味ないから。

コロナ禍でも、オンラインのイベントに金を払うくらいなら、状況が改善されて現場にいけるようになったときにその分のお金を使いたいと思って、オンライン限定の場合だけ、かつめちゃくちゃ見たいものだけに絞ってオンラインイベントに参加していた。だから、この1年で参加したイベントはめちゃくちゃ少ないし、こんなことをしているのはイベント大好き人間としては背徳行為だという後ろめたい気持ちはありつつも、自分のお金は無限ではないし…。

 

というわけで、本イベント『生だし』(以下このように呼ぶ)は厳選に厳選を重ねて選ばれたイベントのひとつだった。杉田さんのAGRSチャンネルはいつも見ているし、独立してクリエイティブな仕事をしたいというその考えに共感している。そんな御仁ともっとも親交の深い(と思われる)中村さんとのふたりイベントは見ないわけいかない。しかも結構お値段が安くて助かった。正直、この3倍でも買う。

 

イベント告知のあれこれ

 

これではこちらをご覧ください。

 

 

「社長が本気で何かやるなら、俺はそれを一緒に見てみるだけ。 」

「社長が本気で何かやるなら、俺はそれを一緒に見てみるだけ。 」

「社長が本気で何かやるなら、俺はそれを一緒に見てみるだけ。 」

 

これ見てめちゃくちゃバイブス上がった。なんかふつうにキモい(褒め言葉)。

ほかの中村氏のツイートに比べてもかなり多い、2.7万いいねがついている。

 

イベントの感想

・朗読劇

イベントのスタートは朗読劇から。

中村さんをイメージしたがんばりやの声優と妖精さんのはなし。

配役は

杉田:妖精さん

中村:声優

台本チェックをしているボールペンをズボンのポケットのあたりに当ててしまうくせがあり、そのうちにボールペンの先で擦り切れてズボンに穴が空いてしまう。それを直してくれたのが妖精さん。しかし、ピンクのハート型のあて布をされてしまったので、恥ずかしくて外には履いていけないかな?と声優が笑うと、妖精さんは女性向けゲームのイベントにでも履いていけと言い放つ。というストーリーだ。

 

正直、ツッコミどころのある落ちはついていたけど面白いかと言われたら、感想はなにを聞かされているんだ??って感じ。杉田さんが脚本を書いたのは一瞬でわかる。

 

・本編

デビュー時から出演作を振り返り、何名か親交のある共演者や監督などからのメッセージが届いていた。

 

中村:みんなが聞きたいのは最近の作品の話かもしれないけど、話として面白いのは新人の頃の業界をよくわかっていないときにやっていた仕事のこと。メチャクチャな仕事を色々させられた。

 

杉田:杉田さんのバースデーイベントや文化祭などの手作りのイベントではではパソコンに強い中村さんがいつも映像の編集をしてくれていた。

 

中村:バースデーイベントのときに映像を編集してDVDを来場者特典にしたが、全員分を自分が焼き回すことになり大変だった。このときも杉田の遺影の写真をみんなでカラオケで切ってアルバムのジャケットに入れていた。

そんな手作りのイベントをしているときが一番楽しかった気がする。

 

中村:中村さんのほうが杉田さんよりもガヤや番レギ(ひとつの番組のレギュラーでいろんな役をする若手が通る道。舞台で言うところのアンサンブルかな?)の経験が多いために(杉田さんのほうがデビュー後すぐに役名付きの仕事をしていたから)、役者としての質が違うという話が興味深かった。

 

杉田:中村さんは自分にとってのヒーローで、自分にないものをもっている人間なので、月英学園では憧れの立場の役は絶対に中村さんにやってほしかった。その他の配役は俺は口出ししないから!と言った。

 

・手紙

以前にアニゲラに中村さんが手紙を出してくれたのが嬉しかったらしく、友だちに手紙を書く機会なんてないからと杉田さんが中村さん宛の手紙を読むことに。

 

中村さんは目の前の壁を正拳突きで突破するタイプで、自分はあれこれと小賢しい手を使ってしまう。真正面から突破する力が羨ましい。でもそんな中村さんの手からは血が出ている。そして中村さんは小賢しい手を使ってしまう自分を決して蔑んだりせずに優しすぎるほどに甘やかしてしてくれる。

中村悠一は自分のヒーローです。と。

 

・最後の挨拶

中村:杉田さんがAGRSを作ろうとしているという話は去年から聞いていた。会社の理念を杉田さんから聞いたり、HPを見るとこの会社はクリエイティブな仕事をしたい人のためにあると感じた。AGRSの設立が発表された時、また自分がシグマを辞めたときもAGRSに行かないんですか?と気軽に聞いてくる人がいたがそれに対しては正直いい気はしなかった。そんなことを簡単に聞いてくる人は、AGRSがどんな会社かも知らないだろうし、俺がどんなことをしたいかだとかをなにも見てないってわかる。自分は役を演じるという仕事しかできないと思っているし、だからクリエイティブなことをしたいというAGRSにいてもお互いにメリットがない。それなら離れたところにいるほうがいい。

 

杉田:中村さんは自分にとって憧れの存在で、自分がなにか新しいものをつくるときにはいつもそばにいていてほしいと思っている。ちゃんとAGRSチャンネルにゲストに呼びたい。中村が求めているもの100%は用意できないから30%くらいは用意したいと思っている。色々と企画を考えているが、いまはロケができないのでもどかしい。

 

中村:わしゃがなにも杉田さんをゲストに呼びたい企画が出たりしているが、ロケは難しくてうまくまとまらない。ほんとうはゲストの家に行って棚にあるエロゲを漁ってみたいが密どころの騒ぎではないし。

 

まとめ

 そういえば、服装に言及してなかったけど杉田さんはドレッシーなスーツをおろしてきてたのに、中村さんはパーカーで来ててよかった。自分がホストだからしっかりしなきゃという杉田さんに対して、家に行く感覚の中村さんという構図ですよ。

 やや延長しての100分で配信とはいえ2000円でいいんですか?という満足感だった。

 杉田さんと中村さんといえば、声優界では知らない人がいないという名コンビだけど最近は本人たちがめちゃくちゃ嫌がってるゲイいじりのせいだと思うんだけど、作品のイベント以外ではお互いの話を出さないことが増えていて悲しい。特に中村さんは意識して名前を呼ばないようにしていると思う。杉田さんはガンガンに中村さんの話をしているけど。お二人の友情っていうのはわたしにとっては希望というか。40歳になっても20歳そこそこの頃に出会った人と仲良くし続けることができるというのは眩しいモデルケースだ。見えないところでも仲良くしていてほしいなあと今日も天に祈っている。わたしは現実の人物(いわゆるなまもの)のシッピングに関しては脳内で行おうとも、表には書き記さないと決めている。友情を愛情に読み替えることはしません(突然の意思表明)!!!

 今後、状況が許せばお互いのYoutubeでのコラボも見られるのかな。いまだとふたりとも中堅というか大物に片足を踏み入れているのであんまり呼ばれることもないと思うけど、どこかの大学が文化祭に二人で呼んでくれないかね。文化祭って案外来てくれるのよ。しかも文化祭ってたいていオフレコだからメチャクチャなことを聴ける可能性が高いから、なんならYoutubeより見たいという説もある。

 最初から最後まで、大切なものを白昼にさらされたような気まずい雰囲気があって全然目も合わせないし、それが良かったな。大人の熟成した友情ってこんなものだよね。杉田さんは中村さんの方を向いて話してるのに、中村さんは虚空に向かって話しているのがこの二人なんだよね。見た目に見える矢印は中村さん側に大きく向いているようだけど、実は杉田さん側にも同じくらい向いているのが良きところです。顕在的にも潜在的にもの情が両方向からトントンで見ていて気持ちいいのよ。業界内の人気などの地位や名誉といったところも似た立場でどちらかがどちらかに媚びる必要もなくて、媚びているようにも見えないし、安心して友情に集中できる空間だった。この二人の関係を友情だとか、仲良しだとかくくってしまうのは申し訳ない気もする。さっき言った読み替えが発生しそうな言葉なので。もっとフラットな言葉を当てたいと思っているが、コンビだと検索に引っかかっちゃうあれだし、知り合いは遠すぎるし、友達ってのは結構いいかもしれない。

 話の内容としては、AGRSの1周年ということもあり人生の節目を迎えたものとして杉田さんの声優人生を振り返るような思い出話が中心だった。これはAGRSチャンネルでもそうだけど、若かった頃のはないばかりしているあの頃は良かったおじさんトークとも言えるし、でもわたしはそれが杉田さんの魅力だと思っている。歳相応の身だしなみだったり、どっしりとした態度がありながらも趣味や本質的な部分は少年のときから変わっていないというのは、いいオタクおじさんとしての理想像なのかなと、杉田さんのことをかっこいいと思っている。いまにつながっていない過去はないし、これからも過去の話をしてほしい。だってわたしはその頃のことは当時知る由もなかったし今聞いたとしてもそれは新鮮なお話だから。

 はあ。余韻に浸るいいイベントだった。

 

 

杉田さん、中村さん、楽しいイベントをありがとうございました。ステイホームで現場で見ることが叶わなかったのはとても残念だけど、アーカイブも何度も見て癒やされました。

 

 

【レポ】ナンジャタウン甲斐田ゆきさんトークショー

ナンジャタウン甲斐田ゆきさんトークショー20190402

 

(前に書いてアップするの忘れてた)

 

 ナンジャタウンテニプリのコラボイベントで毎年恒例のバレンタインチョコ獲得数ランキングで10位までに入った子たちをフィーチャーした「テニスの王子様 スイートパーティー in ナンジャタウン」。そしてその開催期間前に誕生日を迎えた不二周助くんの中の人甲斐田さんのトークショーが2019年4月2日に行われました!

 画像

 

 観客の数はざっと100人位。座席があるのが80人、立ち見が20人というところだったと思います。集合時間になると開演前に無情にも椅子が撤去されてしまうので、今後同様のイベントに参加される方は集合時間をきっちり守ってくださいね。

 

 MCのおじさん(小野さん)とお姉さん(松本さん)が場を温めてくれました。JWでMCをされている方と同じなようです。お姉さんの方はなんか見たことあるなあと思っていたら、なんと何度か観劇したことのあるヘロQ所属の方らしく!雰囲気からしてヲタクぽかったのでちょっと親近感がわきました。

 

 MCの方が決めた「不二くーん!」という掛け声をかけると甲斐田さんが登場。拍手やら歓声やらにテンションが上った甲斐田さんはステージの端から端まで手を降って回ります。甲斐田さんのお写真が公式の方から全然アップされませんね…。おしりが隠れるくらいの長さのフード付きのフロントに青のプリントがある白いパーカーにタイトなダメージジーンズ、真っ白なハイカットスニーカーを履いてらっしゃいました。不二くんのイベントということでメンズライクな衣装だったのかと思います。髪型は姫カットを多めに残して、後ろは低めの位置でお団子にされていました。公式からお写真が提供されるのを楽しみにしています。

 

 ところで、わたしは最前列のど真ん中の席だったのですが、とにかくステージとの距離が近く、たぶん甲斐田さんとの距離もずっと2,3メートルとかだったと思います。こんなに近い距離でのイベントははじめてですよね…ほんとに毛穴まで見える距離でしたし、マイクを外しても生声がはっきり聴き取れました!

 

 「そのナンジャ、消えないよ」

 

という決め台詞とともに甲斐田さんが登場。

 

初春の令月にして、気淑く風和ぎ……みなさんこんばんは。平成の初恋泥棒、不二周助です

 

というタイムリーな自己紹介。

 

「令和もこのままいくよ」

 

と甲斐田さんはずいぶんと新元号を楽しみにされているみたいでした。

 

会場が女の子でいっぱいなことに関しては、

 

「いつもこんな感じよ、女子会よね」

とキャハハな雰囲気に。

 

「ナンジャに来るのは8年ぶり?前に来たときはDVDの特典で順ちゃんとデートだったよね。ほんとは映像に映るのは苦手だけど、純ちゃんとデートできるなら写ってもいいかなって。あちこち回って、上のテラスでおやつ食べたり。めちゃくちゃ楽しかったよね。あと、サンシャインシティはここ一つで完結するから良いよね~」

 

いつもは青学や他のメンバーがいますが、最近交流はありましたか?

 

「純ちゃんくらいかな…。あ、最近なるくんの舞台を見に行って、そしたらおんなじ回に、ますんとさちんと、宍戸の楠田くんとか、音響監督もいて。さちんには挨拶できなかったんだけど」

 

声優仲間の他の活動を見て触発されることはありますか?

 

「うーん。あんまりないかな。普段はただのお客さんにはなれないけれど、いいものを見るとただただ楽しめます。今回はほんとに楽しかった!みなさんもよかったらぜひ、時速246…時速246億よろしくね」

 

今回のナンジャタウンでのイベント期間に不二くんの誕生日もありましたよね。お祝いなどはされましたか?

おめでとー!と不二くんのスタンディーを抱きしめる甲斐田さん。

 

スタンディーの後ろに隠れて、不二くんボイスで「僕のためにありがとう」と。

「いや、みなさんと同じだと思いますよ」

 

不二くんキャストたちで集まってましたよね?

 

「それは11月だよ、しかも一昨年…あ!そのことじゃなくてこの前の2月のことね!あれは、不二くんは今年のバレンタインキッスを歌って」

 

「20年も続いてるってすごいよね。だってはじめは跡部が勝負の罰ゲームで歌ったのにへんに成功しちゃったからさー、こんなに続いてるんだよ。不二くんが歌うビジョンはできていたよ。ブリブリしないんだろうなとか。変な風にしないで、意外とサラッと歌っちゃうんだろうなって。」

 

「みんなが知ってる裏話になるけど、はじめは青学は駄目。女の子はだめって言ってたのに。なんで不二くんに回ってきたんだろうね。20年もかかったけど」

 

「今回は、コーラスは弟とお姉ちゃん。あ、お姉ちゃんはわたしなんですけどー。経費削減だよね。また裕太(冨田真さん)とご飯食べようって言って、あとだれ誘う?ってなってKimeちゃんも誘ったら、なんていうか不二家?どんな家族構成か分かんないけど、そんな感じになった」

 

冨田真さんのTwitter

https://twitter.com/Super_Tomita/status/1091294689217589248

 

KimeruさんのTwitter

https://twitter.com/Kimeru_/status/1091296068690620416

 

MCの小野さんが聴いたことないというと「じゃあ後で歌うね」と言ってしまったがために、生歌披露を避けられない展開に…。キャーと沸く会場に

 

「わたし、こういうこと言っちゃうんだよね~どうしよ~」とお困りモードの墓穴をほった甲斐田さんなのでした。

 

(バレキスは跡部VS手塚のCD対決で、跡部様が勝ったご褒美的に出されたものなので、ちょっと違いますが…)

ソースは諏訪部順一さんのTwitter

https://twitter.com/MY_MURMUR/status/963454749939965954



「そんなことなら、この前のベスフェスの振り思い出さなきゃじゃん!」

 

といい、ちょっとバレキスの振りをされたと思ったら「こんなのとかね」とDA PUMP

USAのいいねダンスを披露(笑)。

 

♪シャラララ~とAメロまでアカペラで歌う甲斐田さん。

 

会場全体が絶対に聞き逃さないように無言で聴いていると、「あれ、ダメだったかな」と不安になって途中で止まってしまいました。

 

お客さんで「そんなことないよ!!」とがんばりましたが、歌ってくださったのはそこまででした。

 

「ひとつだけ、狙ったところがあるの。『Kiss』っていうところ。最後のところかな」

 

「不二くんはみんなみたいに武器を持ってないから。プリっとか言えないし。みんなそれぞれの料理法があるじゃない?不二くんにはそういう道具がないから。そしたらシンプルなのがいいんじゃないですか?ってプレゼンしたんだけど。『Kiss』って普通に言ったのと、もう一回やってもいいですかって『Kiss?』って上がった調子で言ったものと。ディレクターさんがあとはこっちで選びますってなって。CDでは上がった感じで言ってたよね」

 

このあと「Kiss?」「Kiss?」と連発。

 

「あれ?いま安売りしすぎたかな」

 

MCの方に椅子に座るように促されると、はじめは普通に座りましたが、なんと言っても距離が近いので恥ずかしいようで、背もたれの方を前にしてワイルドな座り方に。

 

「普段こんなに近いことなんてないから照れるね」

 

とちゃんとした向きに座り直されました。結局ほとんどたったままお話されていました。

 

甲斐田さんの向かって左側には今回のイベントコーナーに置かれていた不二くんのスタンディーが立っていました。

 

歌といえば、ベストフェスタはどうでしたか?

 

「テニフェスっていうといつもは何校も集まってすごい大人数なんだけど、今回は新しくて、青学と氷帝の対決っていう形で。青学と氷帝には絶対的な3大スターがいるからね。リョーマ、手塚、跡部っていう三本柱がね。新鮮なんだけど、やっぱりごく初期の学校同士だから懐かしさもあって、あったかくて。終わって帰ろうとしたときに、スタッフの人に男子楽屋にキャップと瓶が残ってますよって言われて、挨拶だけしようと思って覗いたら、小野坂さんが『なーんか、初期のイベント見たやったなあ』(ヤングさんの真似をしながら)ってしみじしさあ、なんのオチもないのに!オチもなくそんなこと言ったんだよ」



高橋広樹さんのTwitter

https://twitter.com/H_I_R_O_K_I____/status/1086958886500806656

 

小野坂昌也さんのTwitter

https://twitter.com/masayangest/status/1086951443683192832

 

「一つ心配だったのは、いつもと違って今回はオールスタンディングだったじゃない?わたしたちが20年以上やってきたんだから、応援してくれてる人たちもおんなじように20年の時を歩んでるわけじゃない?みんな筋肉痛とか大丈夫だった?いらっしゃってくれたかたはー?」

 

半分くらい手が上がっていましたかね。後ろの方はよく見えなかったのですが。

 

「わたしもね、2週間位筋肉痛だったよ」

 

テニプリの楽曲について。

 

「いい曲がたくさんあるよね。一人のアーティストがたくさん曲をつくるのもいいけど、色んな人がつくってるっていうのも面白いよね。中の人もたくさんいるからさ。いまだと、ライジングビートで十何年も前の曲が掘り起こされて、みなさんが聴いてるわけじゃない?逆になんでいままでリズムゲームがなかったのかって思うよ。いくらでも新しい曲が配信できるし。ストックはいくらでもあるからさ。ゲームだからいつでも配信できるし」

 

お次は質問コーナー。応募用紙に書いた質問が採用されました。

 

仲のいいテニプリメンバーは?

 

「あ、さっき話しちゃったね。やっぱり仲いいのは純ちゃんかな。ほんとに大好き。20年近く一緒にいるけど、ほんとに飽きないの。ただ話してるだけで楽しい。お茶したりとか。エピソードがいつまで経っても尽きないし、新たに小さい頃にやらかしたこととかでてきて、いつ聴いても新しい話があるの。あとは、女子会はやったりするよ。ゆうちゃん(杉本ゆうさん)、さちん(永井幸子さん)、置鮎さん(置鮎龍太郎さん)とね」

 

当然のように女子に分類されている置鮎さんでした(笑)

 

そしてセリフコーナー。

 

『このチームを全国優勝に、それが僕の願い』

 

「これ白石戦ですね。もう白石戦は『うしっ』しか言ってないもん」

 

『さあ もう一球いこうか…風の止まないうちに』

 

「自然も味方になっちゃうよね。不二くんはさあ、神様に贔屓されてると思うんだ」

 

『絶対に負けるわけにいかない』

 

「珍しく、熱くなったときだよね。熱くなれないって言ってたのにね。この試合からまた大人っぽくなったんだよ」

 

『更なる高みがあるのなら僕はそこへ行く!!』

 

「痺れるねー。これからもずっとテニプリやりたいね。令和もテニプリ!」

 

続いては、ナンジャタウンでのイベントの紹介。不二くんとのコラのフードを試食します。

 

「これ、りんごの形になってるんだ!かわいい!」

「美味しい!スパイシーでね。」

「最近ギャル曽根ちゃんみたいに、いっぱい口に入れちゃうんだよね」

 

お口をもぐもぐしながら、ほんとうに美味しそうに召し上がっていました。

 

「まだ売ってるんだよね。このあとでも、食べてね」

 

コラボグッズを一通り、紹介し終わり、チャーム付きポーチが10個用意され、各キャラ一つづつなのでその中に不二くんのチャームは一つだけ。甲斐田さんがおみくじ的に引いて、引いたものをプレゼントするというコーナーです。

 

「へー。桃城もいるんだ~」

「じゃあ、今日から、ここで引いたキャラの声を当てます!」

 

会場からはええええ!という悲鳴が。

 

そして甲斐田さんが引いたのは……なんと不二くん!

 

自分のキャラを引き当てました!甲斐田さんもお客さんも歓喜の声!甲斐田さんは不二くんのスタンディーの後ろに隠れて「不二周助です」とひとこと。

 

「他のキャラを当てたらどうしようかって考えてたんだけど、跡部が来たら『なるとど、ナンジャじゃねーの』って言おうと思ってた。桃城が来たらできなかったよ。小野坂さんのマネなんかできないもん」

 

プレゼントコーナーで抽選にて、甲斐田さんのサインと一言コメント入りのナンジャタウンクリアファイルが3枚プレゼントされました。(欲しかった…)

 

そしてイベントも終わりが近づき、最後の挨拶をすることに。

 

不二くんボイスで

「今日はアニメのテニプリ不二周助として、平成最後のトークショーにお越し下さり、ほんとうにありがとうございました。みなさんと歩んできた19年間、20年目もテニプリは、まだまだ予定も満載です。そして2020年はうるう年。ということは不二くんの誕生日があります。何も決まっていませんが、みなさんと一緒にお祝いできればいいと思っています!! ありがとうございました!」

 

締めの一言のセリフがなかなか決められないご様子。

 

「こういうところが、青学の緩さということでね(笑)」

 

悩んだ末に最後のセリフは3月1日限定でナンジャタウンで聞くことのできた誕生日ボイスとなりました。

 

これはナンジャタウンの撮り下ろしで、他の場所では聴くことのできないボイスとなっています。

 

「僕のために誕生日を祝ってくれてありがとう…」

 

ありがとうございましたー!と走って退場された甲斐田さん。捌け終わってから、またステージの方に戻ってきて一言、「Kiss?」

 

と今日のキーワード「Kiss?」を残して、最高の笑顔とともに本当に退場されました。

 

30分のトークショーの予定でしたが、たぶん40分位話されていたと思います。

 

 

***

試食のところで、「ゆっくり食べてね!」と言ったら、ギャル曽根ちゃんみたいに…と返してくださったのが一生の思い出です。わたしは!甲斐田さんと!会話しました!!

 

 

おわり

【レポ】朗読劇「信長の犬」感想2020・09・05昼の部

プレミアム朗読劇VOICARION IX『信長の犬』の感想です。ネタバレします。一言で言えば、大大満足の舞台でした!

 

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今回の公演自体は「信長の犬」としては再再演。いままでは博多座での公演でしたが、時勢も鑑みてはじめての東京での開催となりました。東京住み、足を伸ばすのは電車で日帰りできる距離と決めてるので、正直めちゃくちゃありがたい。しかも会場は帝国劇場。主にミュージカルの公演に使用される由緒正しきホールで、わたし自身10年ほど前に一度足を運んだことがあるはずですが、なんの記憶もなければ実際足を運んだときの懐かしさもなかったです。

 

あらすじは、

信長の軍用犬をその死後に、太田資正が飼って色々あるってこと。詳しくは公式HPを見てください。

 

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最近スマホで写真を撮ると大体ぶれてるというのが悩みです。ごめんなさい。今回もしっかりぶれてます。

 

わたしが見た回のキャスト(日程によって大幅にキャストが変わる)

仁 9.5sat14:00


信長の犬:諏訪部順一

織田信長:朴 璐美

豊臣秀吉平田広明

太田資正安元洋貴

野口多門:梅原裕一郎

明智光秀松岡禎丞

瑠璃丸、千利休井上和彦

 

***

安元さんの出演回が同日の夜もあったのですが、予算の関係で観劇はお昼だけにしました(S席のお値段が13,000超えということで、Voicarionシリーズのなかでもなかなか高額でした)。夜の部は明智光秀島崎信長さんで、かなり迷った結果信長さんはヘロQの舞台で拝見したことがあるし、松岡さんの演技が大好きなのでこちらの回を選びました。(役に入ったときのスイッチを押したような豹変ぶりが好きです)

 

座席は2階席の後方の真ん中、ほとんどA席では?という席運のなさ。ここ数回の観劇は5列目より後ろに座ったことないよ??という席運強者だったので久しぶりにオペラグラスを引っ張ってきました。とはいえ2000強のキャパの会場なのでそんなに遠いとは思いませんでした。ここ最近近い席に座りすぎていたので、舞台全体が見える席というのも悪くないなと思いました(ただし、演出が素晴らしい舞台に限る)。座席の設計上、前に座っている方の頭が気になったりしないのもポイント高かったです。これに関しては座席が一つ飛ばしでかつ、前後でも同様に飛ばしで座っていたというのも大きいです。このご時世仕方がないことですが、座席数が半分以下になるというのは興行主からすると痛手という言葉では済まされない問題ですね。

 

***

キャストごとの感想

 

◎信長の犬:諏訪部順一さん

 金髪がいつも以上に白目に染められており、まさに白き魔犬ルキフェルという出で立ち。一言目が、安元さんのセリフに被せるように入るのですが、おふたりとも低音ボイスの持ち主なので一瞬あれ?安元さんは兼役するのかと思ってしまいました。ルキフェルが信長に仕えているときの若いルキフェルの爽やかな演技とかもちょっと痛いというふうに思ってしまうのはわたしの感性との相性が悪いということだと思います。藤沢さんはどちらかと言うと大げさな演技をする役者さんがお好みのようですよね。そのほうが舞台映えするのはわかりますが、一聴すると棒読みのようだけれどもその繊細なニュアンスに感情がこもっていて心を掴まれてしまう櫻井孝宏さんや細谷佳正さんのようなタイプの役者が藤沢朗読劇にいるところが想像できませんが。

 ご本人が愛犬家ということで、犬の役をすることには並々ならぬ熱がこもっているのが伝わってきました。諏訪部さんは喋らないときの所作には一番こだわってらっしゃると思います。スポットライトがあたっていない暗転と言っても、客席から見ると完全な暗闇ではないので役者の姿が見えるんですよね。そこでの表情が作り込まれていて2時間強、休みのシーンはありません。

 

織田信長:朴 璐美

 この朗読劇の紅一点キャストであり一番のイケメン。惚れた…。信長「様」とお呼びする選択肢しかないような圧倒的なカリスマ性があります。前述の通りマルチキャストですが、朴さん以外が信長を演じているところを全く想像できないと思ってしまうほどの圧倒的な孤高のオーラ、はまり役。

 ルキフェルとの会話で、この地球が丸いということは海の先はどうなっているんだろうな、というようなセリフがあるんですがここの言い回しが崖に一輪咲く美しい花のような孤独と美しさの頂点のようで、ぐっと引き込まれてしまいました。

 そして、本能寺の変のシーンではルキフェルに助けを呼んでくるように頼み、実際はもう城は炎上しており助けなど間に合わないのですが、「海の外の景色が見れなかったというのは想いのこしだ」と言って散っていきます。ここでめちゃくちゃ泣きました。いままで演劇を見て泣いたことはないので今回も泣くなんて思っていませんでしたが、気づいたら涙が止まらなくなっていました。本能寺の変で信長が死ぬなんて言うのは小学生でも知っている常識ですが、あんなにも美しく死んでいかれては涙を流さずにはいられません。舞台全体が真っ赤にライティングされ、死を表現するように襖が信長の前に降りてきます。死に様というのはだれもが惨めなものでそれを見せない信長の誇り高い一面であると同時に、隠れるというのはつまり死ぬという意味(古語)なのでなんて粋な演出なんだろうとうっとりしてしまいました。襖には朴さんのシルエットが写っていて、はあほんとに死んじゃったんだ…とルキフェル並に心が沈みました。

 禎丞さんが秀吉のことを光秀と間違えて呼んでしまったところでは、「光秀はお前だろ」と切り替えしてアドリブで笑わせてくれる(超真剣シーンなので会場は笑ってなかったですけど)ところも、信長様に一生ついていきます!という気持ちにさせてくれました。

 本能寺の変明智と退治するときは、自分は討たれるとそして対抗する手段がないことをわかっているのにその鋭い舌鋒で、信長が勝者なのではないかと思ってしまうほどでした。

 信長様がしゃべるたびに、「かっこいい…」と小声で言ってしまうくらいうっとりずっと朴さんが喋ってるのを聴いていたいと思うくらいにかっこよかった。好き。

 

豊臣秀吉平田広明

 悪役でもあり、もうひとりの主人公。「湖に映る月」のような信長に憧れ、信長のようになりたいと願うもそれは、掬ったと思ってもこぼれ落ちてしまう。そんな儚いものを追いかける悲しき天下人。猿と呼ばれてひょうきんなところはあるけれど、実際はしたたかに天下を狙う武将のひとりで、そんな二面性を抜群の緩急で演じたのが平田さんです。しっかり決めるときの平田さんはほんとにかっこいい。

 明智が信長を討ったとはいえ、実はそれを唆したのは秀吉であって後に利休に家康さえも暗殺するように命じるなど、信長のようにカリスマ性によって治世することはできずに現実と理想との乖離に失望するところは、思わず同情してしまいます。このシーンで利休に切腹を命じるところで、泣いた。

 一番はじめのシーンで舞台上にいるのは、秀吉、資正、多門でこの三人が演者の中で身長が高くてガタイも良い方々だったでこの配置は良いなあと思いました。出だしにインパクトがあって。両端が小柄な方になることで、舞台に遠近感が出るということですかね。あ、和彦さんは小さくないですね。

 

太田資正安元洋貴

 真打ち登場。わいの推し。犬バカ大名と呼ばれる役柄ですが、安元さんご本人も大の犬好き。ギンコちゃんというプードル犬を飼っていましたが、少し前に他界しています。この公演に際してギンコちゃんに言及したり、亡くなったと一度おっしゃってからギンコちゃんのお話をしているのを聴いたことがないので(そもそも頻繁にギンコちゃんの話題が出てくることはなかったですが)、15年以上連れ添った相棒がいなくなったというのはかなり大きな出来事だっただろうと察しています。ギンコちゃんはルキフェルや瑠璃丸のような大型犬ではないですが、犬をワシャワシャするシーンではやっぱりギンコちゃんのことを思い出してしまいました。瑠璃丸が死ぬシーンでは、犬と飼い主を超えた忠義の関係に泣きました。いや、後半の泣くべきシーンで全部しっかり号泣する良い客だったなあと我ながら思いますね。瑠璃丸は老犬なので目はもう見えず、自分の毛並みを月夜に当たると瑠璃のように輝くことから付けられたと、いまは艶を失った毛色ながらずっと誇りに思っています。初演時から、関智一さんが演じていましたが安元バージョンは、どうも気弱で戦とは無縁のポンコツ大名感が大きいですね。ほんとに戦なんて些事だと思っていそうな犬バカ大名でした。

 ステージ中央は、平田さん、梅原さんとの3人体制で、安元さんが衣装も相まって小さく見えるという珍しい状況でした。一時はほんとにクマさんみたいに大きかったですが、最近ちょっと引き締まってますよね。

 正直言うと、演者の中で演技力と言うか演劇力がいちばん低いとは思いますが推しなので1億点あげちゃいますよ。(上から目線)

 安元さんが出演してなかったら、この公演実際に見に行ってなかったかも知れないしこんなご縁をくれた安元さんには感謝です。

 

野口多門:梅原裕一郎

 資正の参謀。子供頃まだ獰猛な犬であった瑠璃丸に足を噛まれたことから犬嫌いに。

 普段は聡明な軍師として資正に仕えていますが、乳兄弟として「資正」と呼び捨てにしまるで母のように犬バカな資正のことを叱ったり、また北条氏に喧嘩を売られたときは何の勝算もないのに逆に啖呵を切ってしまうなどアツい一面ももっている多門です。このシーンだけが、多門の茶目っ気あるところが見られて良かったです。あと、梅ちゃんが喋りだすとオペラグラスを装着するひとがまわりに多かったので人気なんだなあと思いました。ふだん40~50歳くらいの声優さんばかり追っているので、全盛期なアラサー声優さんはあまり見る機会がないんですよね。梅原さんはジャンプフェスタ?で一度遠くから見て、お顔がきれいだなあと思った印象です。

 梅原さんといえば、自明に人気声優だと思いますがふわっとラジオやイベントのお話を聴いていると、我が道を行く方で、声優界を生き残っていくには実力も大事だけど結局いまのトップの方を見るとみなさん「ファンサ」の鬼だよ!とかおせっかいなことを思っていたりといいイメージはなかったというのと、演技面でも梅原さんの声質的にバンバン主役を張っていくような活躍にはならないのでは…とおせっかいにも程があるのですが勝手に心配をしていました。しかし、今回の熱演を見て、なんというか…見直したというかこんなにも情熱的な方なのかといい意味で期待を裏切られました。クライマックスシーンでもイメージ通りかなりの仏頂面でしたが、それでも演技自体は熱がこもっていて。こんなにも素晴らしい役者さんだったなんて。いままで斜に構えててごめんなさい。インテリクールな役柄が多いですが、全然違った役も見てみたいなと思いました。

 お当番シーンは、城が北条氏に攻め込まれシロ(ルキフェル)と会話するところ。自分は犬が何を言っているのかはわからないと諦めていましたが、絶体絶命のところでルキフェルと心を通わせ「助けを呼んできてほしい」と伝えます。多門が資正のために死のうとしているのではないかとルキフェルは恐れてしまいます。その姿が本能寺での信長とオーバーラップするからです。ここで朴さんがカットインしてきて今度は本当に助けるのだよと言わんばかりに衰え足を負傷したあとのルキフェルを鼓舞します。泣いた…。もう二度と大事な人を失いたくないルルキフェルと、自分が死んでも構わないから資正は助かってこの城を守ってくれるはずだと信じているところをあんなに嫌いだった犬のルキフェルに諭されるように生きたいと思い直す姿の交差がたまりません。

 この脚本では前にでたセリフが効果的に繰り返されています。これは信長の時代の過去と、秀吉資正らの現代を繋ぐ役割を持っているのではないでしょうか。

 

 

明智光秀松岡禎丞

 「信長の犬」のなかで一番かわいそうな役回りでは。明智と北条氏の兼役です。明智は同情するまもなく、秀吉に唆されて信長の首を打つこととなりますが、その天下はたった10日。しかも北条氏は準主人公的な資正、ルキフェルの敵で、これといったお当番シーンがなくて残念でした。

 松岡さんはかなり緊張されているのが伝わってきて、こちらも緊張してしまいました。心のなかでがんばって!とずっと思っていました。

 北条氏は風磨の忍者を使っているのですが、忍たまフリークとしては風磨!!となる一幕でしたね。この北条氏では一気に声色が変わり、正体不明の北条の使者がゾッとするような底の見えない若き麗人といった姿が目に浮かんできました。

 

 

◎瑠璃丸、千利休井上和彦

  瑠璃丸については、井上和彦さんと動物といえば夏目友人帳ニャンコ先生つまり猫役が思い出されますが、その和彦さんが犬の役をやっているというのはなんともメタいというのが第一の印象です。資正に甘えるシーンではニャンコ先生がちらついて、あれ?猫だっけ??となってしまいました。

 利休は町人出身で信長に仕える茶人でもあります。信長に対しては高い忠誠心を持ち、また次の天下人である秀吉にも同様に仕えていました。これは平民の出である秀吉が天下人となったことで、秀吉が平民であっても努力をすれば立身出世ができることの夢であり希望であるからだと語っています。しかし、秀吉に家康暗殺を命じられ、まるで信長の温情ある治世とは違った秀吉の政治手法に付いていくことができず、切腹を迫られるのであります。堺出身ということで、ところどこと関西弁で話しており、ちょっと軽薄そうなところがありましたが、このシーンで気高さを見せてくれたところが良かったです。泣きました。

 

***

全体の感想

 自分自身、いろいろあり1年ぶりの観劇(一年前に見たのもVoicarion「Ghost Club」でした)だったのですが、やっぱり生で舞台を見るというのはいいですね。好きなように視点を移したり、音が直接身体に響くとところが好きです。配信だと全体を見たりキャストをみたりと自由にするのが難しいですから。出番ではなくてじっとしている人を見るのが好きなので。最近はオンラインのイベントも多いですが、個人的にはオンラインのイベントのチケットを買うくらいなら、今回みたいな生の機会にそのお金を使いたいと思っています。一度オンラインのチケットを買うとほんとに際限が無くなりそうで。推しに直接還元できそうな個人のイベントとかに限ってお布施してます。

 感想を書いていて思ったのですが、わたしは物語のストーリーやセリフを記憶するのが絶望的に苦手なのかも知れません。あのかっこよかったセリフを引用しようと思っても、全然そのとおりの言葉が頭から出てきません。そこをきっちりかけなかったのが思い残しです。たとえば、ラジオの公録やトークショーのイベントの場合2時間くらいならほぼまるまるお話されていた内容を覚えていられるんですけど、なぜか演劇だと同じことができない…自分になんでも覚えられる特殊能力があれば!

 両隣にお客さんがいないというのは視界が開けてなんて見やすいのだろうと思ったのと、あとは周りの目を気にせずにめちゃくちゃに泣けたのが良かったです。あと当たり前ですが、窮屈さがなくてゆったりとした観劇ができたのも良かったです。

 いつもならVoicarionはアフタートーク的な物があるのですが、今回は時勢を鑑みてなしということ。べつにみんな前向いて一言でも喋ればいいじゃんと思ってしまいましたが、正直あんまり納得できな理由だと感じました。散々声出してきたのに、そのあとほんの数分しゃべるのもダメってどういうことなの?と。そんなわけで、涙も乾かぬままに会場をあとにすることとなってしまいました。劇中ではあんなにかっこよかったのに、おちゃめにみんなを弄り倒す朴さんが見たかった。今回のターゲットはおそらく禎丞さんでしたね。一番セリフ噛んだりしちゃってたので。石田さんがいると絶対石田さんが狙われてましたけど。

*追記:後日公式HPに出演者からの挨拶が掲載されていました。

 

 それとファンレターの預かりをしていないと会場でスタッフのかたに聞いたのですけど、HPとかに書いてありましたかね?藤沢さんのツイッターとかは見ていないので見逃していたのかも知れませんが、せっかく書いたお手紙をそのままもって帰ることになってしまいました。事前に問い合わせておけばよかったと後悔。

 劇中の言葉遣いで気になったのが、基本は現代と同じような言葉遣いで進んでいくのですが、たまに語尾や単語が中世風になっていて取って付けたような時代劇感がしました。全部古語でしゃべるとさすがにふつうのかたは意味がわからないと思うので、このくらいでいいんでしょうかね。

 *追記:藤沢さんのツイッターの情報で、言葉遣いは耳で聞いたときにすっと入ってくるようにあまり古めかしくしなかったそうです。なるほど。

 

  個人的には初演のキャストが最強すぎて、今回のメンバーでの「信長の犬」が想像できなかったのですが、「仁」のキャスト版はちょっとライトな仕上がりでしたね。

 

今回の再再演版最強組み合わせを考えてみたのコーナー

信長の犬:中井さん、諏訪部さんどっちでもいいや。しいていうなら中井さんを拝見したことないから中井さんかな?見た目のわんこ感は中井さんのほうが強い!

信長:朴さん。一択!

秀吉:平田さん。アフタートーク込だと山路さんが見たかったなあ。絶対だれかイジるでしょ?わたしだって新婚さんがいじられるところが見たいですよ。山路さんの秀吉はかっこよすぎるかも。

資正:浪川さん。あざとな面がいいんですよ。ワンちゃんたちを甘やかすシーンでほっこりできそうなので。

多門:梅ちゃん。ほんとに役者としての梅ちゃんのかっこよさを知った。置鮎さんも捨てがたいけど、強そうすぎる。

明智:あまりにも激戦区…。しかしあまり活躍もない役というジレンマ。悠馬くんの演技が見てみたかったかな。甲斐田さん大好きだから見たいけど、なんか強くない?もっともっと小物でかわいそうな感じが良いんだよ!保志さんとか大河くんとかめっちゃいいよね。ほんと心の底からかわいそうと思えそう。

瑠璃丸:井上さん。人間味あふれててよかった。いや犬の役だけど。

 

全体的に「強そうすぎる」という理由で落選している謎の展開です。今回はというよりは今回もキャリアの豊かな役者さんが勢揃いで朗読劇ですが見た目の迫力もかなりありました。わたしが参加していない回の皆様も演者さんや公式のツイッターなどで拝見したのですが、華やかな衣装をまとっている姿は素敵でした。叶うならば全公演見に行きたかったところです。個人的には帝国劇場は交通の便も良くてかなり行きやすかったので(明治座はちょっと面倒なところだったんですよね…)。

 

***

はあ。関さん、石田さんの共演を見たかった(わたしのなかでは大大大好きなおふたりなので。おふたりとも何度もイベントで拝見してますが、共演しているところに立ち会ったことはないんですよね)。保志さんもスズケンさんもいるし、種命感が強すぎるオリメンだけどもはやみんガンダム乗って戦いそうだよね!また機会があればオリメンでの再演お願いします。また初見のテンションで泣きますよ!!

 

 

 

 

おわり。

 

 

 

【レポ】こいしさんラジオ最後のイベント

 

 

 

 

こいしさんラジオ最後のイベント

 

一万字以上あるので心してお読みください。

 

 

 

 会場は「西東京市民会館」。田無駅が最寄りです。グーグルマップ先生に頼ったらめちゃくちゃ住宅街を歩くことになってもうコレで着かないのではとほんとに焦りました。西東京市民会館の建物があまりに寂れた感じでほんとにここでいいんだよな?いいんだよね??とぼっち参戦特有の不安に襲われて何度もこいしさんラジオ公式Twitterを見て自信を取り戻しました。キャパは公民館の公式サイトによると400くらいで、わたしは真ん中よりも少し前の上手よりの真ん中らへんでした。それでもじゅうぶん裸眼でお二人の姿を視認することができる小さい箱でした。イベントDVDなどは出ないようです。そのせいか小西さんは終始ぶっ飛ばしてます(笑)。それではレポスタートです。

 

※お二人の言動はすべて筆者が録画録音、メモなどの行為無しで記憶しているものとなり、間違いがある場合がございます(あります)。

 

 開場前の諸注意のアナウンス。もちろん番組アシスタントの福沙奈恵さんが丁寧な口調で読み始めます。しかし、途中から福さんの後ろの方から不穏な声が聞こえ始めます。小西さんが福さんにちょっかいを出しているのです。福さんは笑いをこらえるのに必死。そんな中でもプロ魂で読み進めます。しかし次第に小西さんのちょっかいはエスカレートしていき福さんが「体調の悪い人は係員にお申し付けください」というと小西さんが「言わないでください」と言ったり「わからない方はホームページをご覧下さい」と言ったりもう散々。会場内は笑いに包まれ、一気に空気が温まりました。これには後に小西さんも言い訳します。

 

 そして無事に定刻に(多分)開演。今回も予告どおりにシルエットでのイベントです。下手から三人が登場している姿が見えます。今回はスクリーンが薄めで、スクリーンの近くに立つと顔のなんとなくな表情が分かる感じでした。また背中の方からライトがあたり影ができるとその影の部分から、表情が見えるくらいです。もはやほとんどシルエットでやる意味がないくらい見えていました。上手から小西さん、石田さん、福さんの順番でスタンドマイクがたてられ、まずは朗読劇からのスタートです。小西さんは登場の際に運動会の行進のように足を高く上げて手を大きく振って歩いてきます。このあともずっとこの歩き方でした。「割と、見えています」と小西さん。わたしがやや上手よりの座席で影の具合から石田さんと小西さんはほぼ丸見えでしたが福さんはあまり見えませんでした。

 

 朗読劇のあらすじは福おじさんに呼び出されたこにくまさんといしねこさんが家を出る前に見ていたサスペンス?ミステリドラマの影響で勝手に部屋にいなかった福おじさんが事件に巻き込まれたと思い勘違いするも、のちに福おじさんが何事もなかったように帰宅し、なんやかんやでアイドルのライブのチケットを取るのに協力させられたりするスローライフな物語でした。あまりに雑なあらすじ紹介ですがこのくらいしか記憶にございません。あらすじからは全く感じられませんが、とりあえず抱腹絶倒の朗読劇でした。

 

 冒頭はいしねこさんとこにくまさんがかき氷を食べるシーン。まずはいしねこさんがかき氷機を回しすのですが、かなり力がいるようで「つかれたー」とあまりにかわいい声でいうので会場中から「かわいい」心から漏れ出た声が聞こえてきました。急いでかき氷をほおばるこにくまさんが「キーーン」と声に出して頭が痛くなる様子を表現するのが可愛かったです。いしねこさんは急いで食べるこにくまさんを「慌てて食べるとキーーンってなっちゃうよ~」となだめますが(石田さんのキーーンもかわいい。かなり高い)それを無視して何回も「キーーン」し続けます。こにくまさんといしねこさんが家を出る前に見ていたサスペンス?ミステリドラマのタイトルが「5人の探偵 絶対零度の科捜研」でした。小西さんが実写で出演されている映画のタイトルと今流行のドラマ、安心のサスペンスドラマのタイトルをかけ合わせたなんとも粋な演出でした。福おじさんの部屋で、こにくまさんが名探偵さながらの推理を展開します。

 

その口調は完全に古畑任三郎のパロディ。しかもこの推理が長い!小西さんは延々と古畑任三郎節で自らの推理を話します。福さんは笑いがこらえられず方が震えているのがシルエットで見て取れました。会場も古畑任三郎のような口調で小西さんが話すたびに笑いが起こっていました。推理の途中では、福おじさんのお手伝いの巫女さんだけでなく、いしねこさんまでも犯人として疑われる始末。これにはいしねこさんも呆れ顔です。この古畑任三郎がはじめの朗読劇の覇権を握ってしまったので、あらすじすらよく思い出せないという事態を引き起こしました。

 

 三人は一旦舞台袖に捌けて、小西さんが「このあとしばらくセット転換です」と裏からアナウンスしてくださいました。そして、石田さんと小西さんの二人が登場。上手側が小西さん、下手側が石田さん。いつものジングルが鳴り、こいしさんラジオ公開収録のスタートです。「こんにちは。石田彰です」「こんばんは。小西克幸です」。恒例の挨拶を揃えるゲームは失敗。「石田さんはシンプルに『イベントに来てくれてありがとうございます』でくるかと思ったけどもっとシンプルだったね」と小西さん。「なんで『こんばんは』なの」と石田さん。

 

 スタッフからは早くも巻きの指示がでていますが、小西さんはラジオは9ヶ月前に終了して現場で会うことはあったけれど、ふたりとも積極的に人に話しかけるタイプではないから全く会話はなく、石田さんの中で僕がリセットされてしまった!石田さんはこういう人間です。今日はこれだけ覚えて帰ってください!と(笑)。それに対し石田さんは「まあ否定はできない」とひとこと。今までは2週間に一回お話する機会があったが、いまは積もる話もたくさんあるし、もっと話させてえや!と話し続行。

 

「僕は台本通りにしか進めないと決めている!」

と台本を机に叩きつけます。

「え?なんでですか?」

「小西くんがはじめから飛ばすからだよ!」

「探偵のですか?あれは、昨日の夜からああやって読もうって決めてたんです」

「違うよ。影ナレ

「だってあんなのちゃんと聞いてもしょうがないでしょ」

「しょうが無きゃ無いよ」

「あれって長いじゃないですか。ずっと聞いてもつまんないから、合いの手でも入れて楽しめるようにと。今回もシルエットでお届けしていますが、若干見えてると思います」

「僕たちのほうからだとぼんやりって感じだけど、お客さんの方からだともっとよく見えてると思う」

「じゃあもっと厚い布にしてもらわないと」

「これが会場の限界なんだよ」

布はフロンティアワークスが用意したものではなくて会場のものなんですね。

「じゃあ我儘はいってられないですね」

「せっかく休日を返上して貸してくれたんだから、だめだよ」

「ね。会場取るのも大変みたいですよ。昨今は。もうオリンピックのせいですよ。2020年に向けてって」

「僕らがアスリートじゃないってだけで、こんなところまで。あっ、こんなとこっていっちゃいけないか」

石田節が炸裂してしまい思わず発言を訂正。

 

「青山劇場もなくなっちゃうみたいですよ」

岡本太郎の作品もどうなっちゃうのね」

「あれ?っみんなあんまりわかんないのかな。昨日見たアニメの話でもする?えーと。そえういえばSMAP解散するんだって!」

「もうしたよ!」

「だから僕たちは7ヶ月?9ヶ月前から時間が止まってるんです。久しぶりだから話したいこといっぱいあるんだよ」

「今日は2時間半たっぷり時間がありますからね」

「そいやもう9ヶ月も経ちますから、ラジオ聞いてなかった人もいるんじゃないですか?聞いてなかった人拍手して。手上げても見えないから」

「少しいますね」

「声出してもらってもいいですよ。これ録音とかされてないですから」

「奇声を発する人がいたら困るよ」

「キエエーーとかね。そいうひとは警備員さんに連れ出してもらいます。昨日急に石田さんのファンになってきてくれた子もいるかも知れない。行けなくなっちゃいましたーってのを譲ってもらってさ」

 

 

 

【こいしさん会議】

議題1:初詣に行く?行かない?

「DVDが十二支つまり新年の物語になっているのでこの議題です。相談の結果、石田さんが行く派。僕が行かない派です」

 

石田さんが早速行く派の意見を読み上げようとしますが、会場のざわざわした雰囲気に「どうしたの?」となってしまいます。「あっこれね」と小西さんのシルエット遊びを指差します。小西さんはストローの刺さったペットボトルを舌を出してぺろぺろしているのです。シルエットで見てもかなり滑稽。間近出みている石田さんには相当可笑しく見えていたことでしょう。

 

「行く派の意見は、毎年行っているから。おみくじを引くため。が多かいね」

「行かない派はめんどくさいから。人混みが嫌だから。外国人だから初詣の習慣がありませんだって」

 

このあとは「初詣」というものの定義についての論争です。元日、あるいは三が日の間に行くものが初詣なのか。いつ行ってもその年の初めてなら初詣なのかという話が延々と続きました。

 

「12月31日でも初めて行ったんだったらいいわけなの?」と小西さん。

「たしかに人も多いけど、神様に挨拶するくらいは行ったほうがいいと思うけどね」

どうやらお二人とも本来は行く派のようです。

「石田さんくらい成功してたら神頼みなんて必要ないでしょ」

「まあ否定はしないけどさあ」

「神様もあんな人の欲望にまみれた境内の中で」

「欲望って(笑)。僕みたいに成功してる人の願いは叶えてくれないんじゃないの」

「お?なんかキラキラしたサラッとしたやつがいる??って石田さんについてきてくれるんじゃないですか。だって石田さんは声優界のピラミッドの頂点にいるじゃないですか。俺なんて底辺の奴隷ですよ。最近は口答えするからもっと下に追いやられて」

と三角形を中に描いて石田さんと小西さん自身の声優ヒエラルキーにおける位置を説明します。

「僕もそうだと思ってたんだけど、上を見てみるとドーーンってね」

ドーーンを手で表現しますが、かなり分厚い(笑)

「声優って、実写の俳優さんとは違って声が商売道具だからいくつになってもあんまり声って変わらないからいつまでも若い役ができる。昔から若い役をやってる人はずっと若い役をやるでしょ、だから上がどかないんですよ!」

声優界は若手からベテランまでいまでは層が厚くて少し前に比べると随分競争も激しくなっていると嘆く小西さん。

「でもそれってどうなんだろうね。おじさん役やってる人って、若いときからやってるじゃん」

「高い声、若い声の人は年をとると変な役をやりだしますよね」

「変っていうかエッジの効いたね。若い子もできないわけではないんですけど、まあレレレのおじさんとか」

 

2018年夏アニメの「深夜天才バカボン」で石田さんが演じられているレレレのおじさん。歯が少なく腑抜けた声を出すかっこいいとは程遠いレレレのおじさんですが、石田さんにとってもすこし変わった役だったんですね。今放送しているアニメの話が聞けて嬉しかったです。

 

「そろそろ結論を。僕が言っちゃていいですかね。初詣は地元の神社に行ってください。小西神社に行ってください」

「小西神社ってどっかにあるんですよ」

新興宗教の勧誘ですか??」

 

議題2:こいしさんラジオDVDを購入する派?しない派?

「まず買わない派がいることが驚きですよ」

2018年10月5日「いしねこさんとこにくまさん ~十二支のおはなし~」発売です。という文言をイベント全体を通じて耳にタコができそうなほど繰り返します。兎にも角にも宣伝する小西さんでした。

 

「ほとんどの方は買うに投票してくださってるんですけど、思ったより買わない派もあるよね。まず買う派の意見としては、いしねこさんとこにくまさんの物語の続きが知りたいから」

「内容は前回のとは繋がってないですよ」

「あとは国民の義務だから」

「安倍さんが総裁選に勝つために買ってってことなのかな。石破さんと安倍さん

どっちが勝つと思います?どっちがいいんでしょうね」

「どっちが?そういう話する?そんなポリティカルな番組だったかな」

「僕はね、どっちもどっちだと思いますよ。石破さんになると日本の機密情報が漏れるとかね」

「ええ    。今日来てくれてる人はみんな自民党員なのかな?共産党員はいないの?(笑)」

 

DVD化されないのをいいことに普段は絶対にできないポリティカルな話をし始める小西さん。石田さんは慎重に言葉を選びながら小西さんの話に付き合います。

「あとはね、生きるため。ってのもあったよ」

と苦笑い。「なんかね、(この回答をした方が~社畜さんというラジオネームだったので)思い出したんだけどラジオネームがすごくギャンブラーなのもあったんだけど…」と必死に紙の束から探しますが見当たらず、「うーん。ごめん!なんでもないです!」と自己完結した石田さん。マイペースなところが石田さんらしくてほっこりしました。

 

「石田さんの方は紙束がこんなに。いつもこんくらい送ってくださいよ!僕の方は数枚です。迷ってます。会場で見てから決めようと思っています。高くて買えません。買っても見ないので…これ以上石田さんにハマると生活に支障が出ます」

「僕はそんなに搾取してないけどな…」

 

石田さんはお便りを紹介する際にラジオネームを読んでくださるのですが、小西さんは読んでくださらない分とにかく数を多く紹介してくれます。

「これいくらなの?5000円?じゃあしょうがないか」

「これ5000円もすんの。高いよ」

「それを僕たちが言っちゃだめだよ」

「そうですね。石田さんの朗読がたっぷり聴ける価値あるものです!買っても見ないからっていうのはちょっとわかるな。石田さんは漫画とか買ってちゃんと読みますか?」

「一応は買ったら読むようにはしてるけど、読まずに置いといちゃってるものもあるな」

「僕は漫画もそうですけど、ゲームも買って積んであるのがいっぱいあります。あとは好きじゃないからってのもあって」

「なのにメールはくれるんですね。じゃあ結論は、いいですか?買ってください。ちょっと高いですが、無理してでも買ってください。いや、無理はしちゃだめだよ」

「余裕のある人は買ってください。迷ってる人は買ってください」

 

チャレンジあきらさん、頑張ってかつゆきさん。】

つまりシルエットモノボケのコーナー。場の片付けのためにお二人は一度捌けられます。そして、福さんが幕の外側に登場。色々なものを使ってシルエットモノボケをして、お客さんにどちらが面白かったかを判定してもらうという対決です。「こういうのは芸人さんがやることだよ」と文句を垂れるお二人ですが、用意されているのだからやらないわけにはいきません。前回のイベントでも同じコーナーをやったのですが、お二人があまりにも苦しそうだったので、3分から2分に時間を短くしました、らしいです。

モノボケに使用されるグッズがスクリーンの外に運ばれ、福さんがそれを確認していきます。中の二人は福さんから少しでも情報を手に入れようとちょっかいを出します。なんとか道具を覗こうとする小西さんに石田さんが「見ちゃだめだよ」としかります。やがてそれらはスクリーンの中に入れられ、モノボケタイムがスタート。

 

小西さんは先がふわふわになっているクイックルワイパーのようなものを尻から出すという下ネタからスタート。石田さんは「うーん。思いつかないなあ」と頭を捻っています。ブーメラン型のじょうろを使ってウルトラマンセブン!とポーズ。(かわいい)。小西さんはとにかく手数で勝負。ガンダムアンパンマン…そして下ネタばかりのなので福さんに怒られます。石田さんがマイク前でテニスラケットでモノボケをしていると、残り秒数を知らせるアナウンスとちょうど声が重なりテクノな加工の入った声のように聞こえたので、石田さんが突如声優の本気をだしたのかと会場内がざわついてしまいました。そのざわつきを聴いて石田さんが、ん?と首をかしげることに。

 

 そして結果発表のとき。お客さんの拍手の大きさで勝敗を決めます。「じゃあ人数が少なくても、大きな音を出してくれる人がいれば勝てるってことね」と小西さん。結果は小西さん88db、石田さん83dbというほんの数デシベル差で小西さんの勝利。会場で直接耳で聞くと小西さんの勝ちは決まりだという感じでしたが以外に僅差だったので「意外と変わらないんだね」と石田さんが一言。

 

 これでシルエットモノボケは終わりません。つづいては福さんがボックスの中から引いた文字を二人協力してシルエットで作ります。難しそうだな…と無茶なお題がでないか心配するお二人。「ひらがなの曲線は無理だよ!」、「モジモジくんみたいな背景がないからさ、難しいよね」と石田さん。

 

 最初のお題は「Y」。「コレは簡単だね」とふたりは意気揚々と使えそうな道具を探します。Yは一人あれば道具もなしでできるのですが、小西さんは協力しようよと無理やり洗濯物干し竿のようなものと竹馬の2本を持ち、1本を石田さんに手渡します。そして小西さんと石田さんは縦一列に並び互いにYの斜め線を竿でシルエットにします。小西さんは石田さんの背後霊のようにピッタリ後ろについていたのが笑えました。福さんの判定はOK。無駄な共同作業でした。続いてのお題は「祝」。「僕のオリジナルじゃないけど、TIMのネタでやってたよね、これでいいのかな」と石田さん。結局ふたりは©TIMの「祝」を披露。石田さんがしめすへんの方を担当、小西さんがつくりの部分を担当していました。

 

そして最後のお題は「W」。うんうんと唸った結果、先程の竿を真ん中の2本の斜め線に、お二人はその外に立つことで両端の斜め線を表現することに。しかし、竿がうまく自立せずイマイチな仕上がりになってしまいました。すると石田さんが何かをひらめいたように、モノボケグッズのコーナーに行き、サンタ帽を手にとって、竿と竿の接点にかぶせました。なんとも可愛らしい道具の使い方に会場はほっこり。結局竹馬は自立しませんでしたが、福さんの判定はOK。これにてつらいモノボケコーナーは終了です。おふたりは一旦捌けられます。

 

 

 

 そして、二回目の朗読劇のコーナー。『いしねこさんとこにくまさん 星降る夜の汽車』星と鉄道、夢がモチーフの物語です。そうめんを食べていたいしねことこにくま。いしねこはお腹が一杯でお昼寝をすることに。そんなとき、ふくいぬがふたりを訪れます。流れ星にお願い事をするとその願いが叶うという話を知ったふくいぬは汽車に乗りたいという夢を語ります。もうすぐふくいぬの誕生日であるということで、いしねことふくいぬは、不思議な雑貨店にいきます。その店は少し前にこにくまがひんやりするスカーフを買ったというこにくまおすすめのお店でした。そ

 

こでいしねこは星のホイッスルを、こにくまは絵日記を買います。店員さんがいないために「お代はこの中に」と書いている箱の中に「この笛くださーいなーっ」とお金を入れます。その後ふたりは星空の下で散歩をすることに。するといしねこが先程買ったホイッスルが光ります。なにが起こるのかというと、なんと空から汽車が!銀河を駆けるまさに銀河鉄道です。ふたりはこの夢のような出来事にびっくり。中に入ってみると車掌はふくいぬにそっくりな犬!この子は果たしてふくいぬなのでしょうか…。ふたりは銀河鉄道での旅をすることにします。どうぶつたちの森、アルタイル、ベガ、そしていしねこさんに似ているネコ座へと向かいます。なんとこの日は100年に一度、ネコ座流星群が見られる日だったのでした。

 

この光るホイッスルは、不思議な出来事を呼び起こすものなのでしょうか。こにくまは実はあのお店でいしねこへの誕生日プレゼントを買おうとしていたのでした。そのことを知ったいしねこは「じゃあ絵日記帳がほしい」と言います。そして絵日記帳を手に入れたいしねこは、ふたりで交互に日記を書こうと提案します。そのとき、流れ星がキラリと光ります。いしねこは、またそうめんが食べられますように。お魚がたくさんとれますように。お魚がたくさんとれますように。(誤植ではなく、たしかに二回言ったんです)明日もあさっても今日のような日が続きますように。と願います。一方でこにくまはかき氷のシロップがなくなりませんように。いい天気になりますように。いしねこと、どうぶつの森のみんなとずっと一緒にいられますように。と願います。そんなこんなでふたりはまたどうぶつたちの森に戻ってきます。そこでふくいぬに出会って、銀河汽車に乗ったことを話すと、羨ましがられます。あの車掌さんはふくいぬではなかったんですね。おわり。

 

 

 

 一本目の朗読劇とは打って変わって、ロマンチックなおとぎ話でした。さっきまであんなにふざけていたふたりとは思えませんね。口調も穏やかで会場の空気もガラッと変わった気がします。心が浄化される朗読でした。

 

 おふたりが再登場。小西さんは手で犬の影絵をしていてまた会場がざわつきます。

「もうちょっと前に出して」と指示する石田さん。「『星降る夜汽車』を聴いていただきましたが、いかがでしたかね、きつねさん?いぬさんかな?」

「みなさんはどうだったか、ワン」

「あ、いぬさんですね。なんならいぬさんもふくいぬの親戚で出てくればよかったのに」

「ボクは影の中でしか生きられない可哀想な犬なんだワン」

「じゃあまた影のあるときに会いましょう」

小西さんは手を引いて影の中でしか生きられないわんこはもう二度と会えない存在となってしまいました。

「ロマンチックでいい話でしたね」と普通の小西さんに戻りました。

 

 

 

 そしてつぎのコーナーに移ります。石田さんと小西さんの対決で、それぞれ右、真ん中、左の3ブロックに分けられたお客さんに質問をしてそれに当てはまる人が合計で9人に近づけたほうが勝ちになります。このイベントが9月9日に行われていたためです。このコーナーではお客さんに挙手してもらって集計するので、幕を隔てていると見えません。ここでようやくおふたりが幕の外側に現れました。「まあ結構見えてたんだけどね」と小西さん。その通り。幕がほんとうに薄かったのでずっと透けてましたよ。

 

「俺のことはYou Tubeをやってるから、いつでも見れるんだけど、石田さんの生で動くところなんてなかなか見れないからね。生きてるんですよ。ロボットじゃないですからね。全然変わらないけど。みんな!動いてる石田さんを見れるのは今しかないから!よく見て!見て!」

「そうですね。ぼくは絶対ユーチューバーにはならないですからね。そもそもYou Tubeではなにをやってるの」

「小野坂さんとふたりで遊んでます。ゲームやったりとかね」

「いいなあ、遊んでるだけでお金もらえて」

「あの、僕はノーギャラなんで。企業案件なら別ですけど」

厳しいユーチューバー事情?に苦笑いの石田さんでした。

「スタッフが集計しやすいようにピンってまっすぐあげてね」

そう言って耳に腕をピッタリ腕を付けて模範的な挙手を見せる小西さんでした。

「ワキの処理が甘い人はちゃんと隠してね」と石田さん。

ほんとにこういうところは抜かりがないですよね(笑)

 先攻後攻はじゃんけんで決めます。

「最初は…石田!」

「なにそれ」

「なにそれ!」

小西さんがいきなりふざけるのでじゃんけんすらスムーズに進みません(笑)

「グーは石田、石だから」

「そういうことか」

「「最初は石田!じゃんけん…」」(グーであいこに)

「石田だからあいつ、グーを出してきやがった」

「それはそうでしょ。グーが石田なんだったらこれしか出せない」

「ちっくしょう。俺も石田になりたかったのに!石田にはなれないのかよ一生!」

「姉貴が離婚して、再婚したら石田になれるよ。それか母親が離婚して再婚するか」

「兄か父しかないのか」

「「最初は石田!じゃんけん…」」

またグー同士であいこに。

「あいつ、頑なにグーを出してきやがる…」

「「最初は石田!じゃんけん…」」

ここでまさかの小西さんがグー、石田さんがパーを出す展開!

苦虫を噛み潰したような顔の小西さん

「石田は譲らないとか言いながら僕は簡単に石田を裏切りますからね」

「おのれが石田ということをも捨てやがった…これで石田は俺のものだ…これ何なんだろうね」

「じゃあ俺は今日から手越になります」

「身体に蜘蛛のペイントをして、お尻をこうやって…」

 

となかなかなインパクトのある顔と中腰のカニさん歩きをする小西さん。イッテQの手越祐也さんの勇姿を真似されたんでしょうね。

 

「それでここの何十倍、いや何百倍のところを埋められるなら手越になりましょう」

「手越になったら東京ドームも埋められますからね。でも石田さん、ダンスしないといけないですよ」

「ダンスはちょっとね…」

と言いながらもそっと体勢を整え始める石田さん。おっと何をし始めるのだ??と会場がざわつく中、ジョイマンさんのナナナナーナナナナーを歌いながら中腰でボックスを踏んだのです。だれも求めていないのに突然ダンスし始めた石田さん。もう一生石田さんのボックスステップは見れないかもしれません(笑)個人的にジョイマン大好きなのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

「これもあやふやだから…」

 

 じゃんけんの結果石田さんの勝ちとなったので、石田さんが先攻となり先に質問します。おふたりは下手に移動します。

「いま、このブロックの人しか石田さんを見ちゃダメだよ」

「じゃあ、『このブロックでいま小西くんを見てる人』」

「結構いる…。しかもめちゃくちゃアナログな数え方!」

というものぬるっと登場したスタッフのおじさんが完全手動で数えているのです。これには会場も笑いに包まれました。石田さんは9を大きく超えてしまったのでなかばあきらめモードです。

つづいては上手にて小西さんの質問。

「もうね考えてたんですよ。『今日が誕生日の人』」

「さすがにいないか」

人数的にはいてもおかしくない気がしたのですが、残念。0だからドボン、というルールはないので小西さんはとにかく慎重に数を積んでいくようです。

 

中央のブロックにて石田さんの質問です。

「『僕が今日から手越を名乗ることを本気にした人』」

「一番うしろでスッって手を上げてる人がいる!!アレが真の手の上げ方だ!」

ということでここで石田さんは1ポイントゲットです。さすがにこの冗談に乗ってくれる人はほとんどいなかったみたいです。

つづいては下手で小西さんのターンです。

「『実は梶裕貴のファンだ』」

なんとも手の上げづらい質問に下手のお客さんたちはざわつきます。

「怒らないから正直に手あげな!」

「上げたほうが面白いんだよ」

というと10人ほどのお客さんが手を上げました。

「お前ら、最高だぜ!(イケボ)」

と結果を見た小西さん。梶くん人気だなとぼやきます。

つぎは上手で石田さんの質問です。

「これはね聞いてみたかったんですよ。『小西くんが会場に備え付けのスリッパを履いていることに気づいていた人』」

七割くらいのお客さんが手を上げました。

「みんなわかってたんだ」

「残念でしたね。俺が出てきたときに客席からスリッパ…って聞こえてたんですよね」

わたしも小西さん珍しい靴(緑のエナメル靴)履いてるなあと思っていたのですが、よく見えていなくてまさかスリッパだったとは。ただの緑のスリッパでした。

 

最後は小西さんが中央ブロックで質問します。

「『このラジオを聞いたことがない人』、ああ意外といるな…。やっぱりこの質問はやめて、『石田さんに今後こういう動きをして欲しい人』」

といって中腰になり石田さんがやりそうにもない気持ち悪い動きをします。石田さんはそれを生暖かい目で見ています。

「ほぼ全員だ」と小西さん。

「お客さんはわかってるんですよ」

 

 というわけで前半は小西さんがリードしていましたが、最後の質問で一番人数の多い中央のブロックでほぼ全員に手を挙げさせてしまった小西さんが負けとなってしまいました。ここで勝者へのプレゼントが運ばれてきます。勝者の石田さんが受け取ったのはきゅうりの食品サンプルです。

 

「サンプルにしては綺麗すぎますね」

「最近の消費者は厳しいから、すこしの傷もダメなんですよ」

「こういうのはおしゃれなレストランなんかに行くと並べられてますよね」

「窓際とかにね。あれはもうちょっとリアルでおいしそうかな」

あまりうれしそうな顔をしない石田さんに、小西さんは、勝負に勝ったんですよ、リアクションが薄いです、と。

「ありがとうございます!いやーきゅうりとったどー!ちょうどきゅうりが欲しかったんですよ!」

「平成最後の河童ハンターになれますね」

河童という言葉に妙にうれしそうな顔をする石田さんでした。

「平成最後のイベントだったね」

「平成最後というか、こいしさんの最後のイベントですけどね」

 

 

 

 そしてこのコーナーは終了。改めて物販商品の紹介をします。DVDを買ってください!と。

 福さんが合流してイベントの締めに。

 

「あの、5年前もおんなじことされたなあと」

影ナレで小西さんが福さんのジャマをしたことについてチクリ。

「全く成長してないじゃん」

「やりたくなっちゃうんですよね。がんばって成長します」

「お気づきだと思いますが、そろそろ終わりの時間が近づいてきました。まずは福から、ひとことお願いします」

 

「おふたりのファンの方はわたしのことはご存じない方も多いと思うんですけれども、番組のアシスタントをやらせていただいていました、福沙奈恵です。皆様の暖かい声援をえただけて嬉しかったです。本日はありがとうございました」

「じゃあつぎは俺か。本日はラジオが終わって7ヶ月、あ9ヶ月も経っているのにこんなにたくさんの方にお越し下さりありがとうございます。コーナーのメールにもDVDを買ったお金を番組再開の軍資金にしてください、というのをいただいたり、またやってくださいとおっしゃってくださるのは大変ありがたいんですが、どうにも小川さんの権力が相当弱まっているみたいです。今後のことはなんとも言えません。これからどうなるかはわかりませんが、また再びこいしさんラジオという番組を通じて皆さんの前に、まあシルエットですけど自分を晒してイベントが出来たら、この言い方もおかしいな…イベントが出来たこと、イベントがなかったら来なかったであろう田無にこれたことを嬉しく思います。良い思い出にしたいと思います。本日はどうもありがとうございました」

「えー非常に楽しいイベントでした。5年前から成長が見られないみたいなので、またイベントがあったら影ナレに茶々を入れちゃダメだということを今日はもって帰りたいと思います。番組の方は、たぶんもう一回やるということはないと思います。DVDのほうもきょうの朗読劇と同じでたいへんかわいらしいこころあたたまるお話になっていますので、昨今のアニメーションとは違ってご家族で見られます。家族みんなで食卓を囲んで見られるものになると思うのでよろしくおねがいします。ぜひ手にとっていただけたらうれしいです。今日はありがとうございました。じゃああ最後に番組のあいさつをして終わりたいと思います」

「今日のあきらさん、明日のかつゆきさん、そしてお相手は小西克幸と、石田彰と、福沙奈恵でした。ありがとうございました!」

 石田さんは時折頭を下げながら、小西さんは手を振って捌けていきました。

 

おわり

感想

 終わってしまいました、「こいしさんラジオ」。最後のイベントお疲れ様でした。2時間と少しの楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

 こいしさんラジオが終わったのは、番組のプロデューサーであるフロンティアワークスの小川さんが会社をやめてしまった?ことにあります。そのほかの小川さんが担当されていた番組やイベントなんかも軒並み終了しています。こいしさんラジオの今回のイベントが最後だったんじゃないですかね。こういった大人の事情で終わってしまうのは大変悲しいことですが、とくにこいしさんラジオは石田さん、小西さんの唯一のレギュラーラジオになっていましたので、今後はおふたりの、特に石田さんのラジオでのお話を聞くのはレアになりそうです。最近はイベント出演も多く露出にはやや軟化しているように思えます、特に2018年9月は朗読劇、映画舞台挨拶で最大9公演分石田さんが拝めたはずですが、とはいえレギュラーの番組というのは特別なものがあります。それに比べて小西さんはお話にもあったように、小野坂昌也さんのYou Tubeチャンネルやツイッタートークイベント等々でお話を聞いたりお姿を拝見する機会はやや多めです。単体でおふたりとも甲乙つけがたいくらい好きなおふたりが揃う機会なんてもう一生ないでしょうから、悲しいばかりです。小西さんと石田さんといえば、番組内や今日のイベントでは石田さんの人気をネタにするような素振りがありますが、本当は小西さんが石田さんのことをめちゃくちゃリスペクトしているところが好きでした。小西さんは他の番組で石田さんのいないところで、あの人はすごい、神様みたいな人だよ、などなど石田さんのことを尊敬しているような発言が多くて、そういうことをあまり口にされない方なので、ほんとうにそう思っているんだなあと素敵な関係性だとほっこりしておりました。もうふたり喋りが見られることはないでしょうね…。

 

 最後の挨拶で、石田さんは再開の可能性は無きにしもあらずという夢のある発言をしてくださる優しさを見せてくださって、小西さんは逆に可能性はないとはっきり言ってくれることで期待させないという優しさを見せてくださいました。どっちも優しいです。DVDや少し前にリリースされているDJCDなどおうちで「こいしさんラジオ」を楽しめるものがたくさんありますからしばらくはそれで感傷を埋めようと思います。

 

 DVDが出ないからとなるべく詳細にレポしたら文字数がエライことになっていました。最後まで読むのが大変です。自分用なので読みやすさは二の次。だってわたしはイベントに参加したから。 

 

おふたりの共演作をおいておきます。絡みのないものが大半ですが。

 

声優共演作品検索 (石田彰×小西克幸) - 声優データベース

 

イベント中ずっと買ってくださいと言っていた十二支紙芝居のDVDです。買ってください。

 

a-shop.fwinc.co.jp

 

 

「【DVD】今日のあきらさん。明日のかつゆきさん。 紙芝居風DVD いしねこさんとこにくまさん ~十二支のおはなし~」

 

 

 以上で「こいしさんラジオ最後のイベント」のレポは終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。何かありましたらTwitter(@Capella_320)までお願いします。

 

 

 

 

 

 

2018年春アニメを総括

https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5228

2018年春アニメ一覧は上記のサイトより引用。

 一秒でも見たアニメの感想を書き連ねます。たまに見てないアニメにも一言。

 

アイカツフレンズ!
あっくんとカノジョ
甘い懲罰~私は看守専用ペット
あまんちゅ!~あどばんす~(第2期)
ありすorありす
異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~

イナズマイレブン アレスの天秤

 いろんなお姉さまの生きる糧だった。


宇宙戦艦ティラミス

 声優一覧を見て惰性で見ていたけど、なんやかんやで毎週楽しみな作品になっていた。時間も普通のアニメの半分くらいで、終始ネタで構成されているからくすっと笑えるライトな作品だった。いかにも女子ウケしそうなキャラデザなのに全員残念男子で、夢のお相手♡って感じではなかった。半分以上見たところで、キャラの名前がみんな車の会社だということに気づき一人感動したことも。CV遠藤綾のおっぱいがでかくて優しいお姉さんがたまらんでした。


ウマ娘 プリティーダービー
SNSポリス


おしりたんてい

 DGSで神谷さんが地味に出してた名前だ。見てるんだろうな…。

 

お前はまだグンマを知らない

 おう!知らない、見てない。


俺たちゃ妖怪人間G

 見ようと思ってたのに見るのを忘れてしまった!


カードファイト!! ヴァンガード(2018)
かくりよの宿飯
Caligula -カリギュラ-
ガンダムビルドダイバーズ

キャプテン翼

 一話を見て、あの独特のキャラデザのままキャラが動くこと自体がギャグのようで終始笑ってしまった。でもそれが好きになれず結局一話で離脱。

Cutie Honey Universeキューティーハニー ユニバース)
キラッとプリ☆チャン

銀河英雄伝説 Die Neue These

 前作をこよなく愛する人が知り合いにいたので、1話だけ見てみた。可もなく不可もなくという感じで、その方はやっぱり今回のはキャラデザも声も…という感想で好きになれないようだった。私はもうそこで興味を失った。

グラゼニ

ゲゲゲの鬼太郎(第6期)

 目玉親父の萌画がTwitter出回ってきたやつだ。

こみっくがーるず
ゴールデンカムイ

されど罪人は竜と踊る

 タイトルはめっちゃ好き。ゴロが良いから。

実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-
重神機パンドーラ
シュタインズ・ゲート ゼロ

食戟のソーマ 餐ノ皿(遠月列車篇)

 このひとつ前のシーズンからソーマを見始めた。それは3期だったので、原作も履修していないわれなんぞがみてついていけるのだろうかと思っていたが、余裕でついていけた。キャラデザが素晴らしい。声で判別しなくても、ひと目見ただけで見ための個性が立っていて、誰が誰かわかる!ジャンプっぽい最強主人公アニメで爽快感もあり、ドハマリというほどではないが、続編があったらまた見たい。第一席の司さんがめちゃめちゃ石田彰さんだし、なにこれ尊いかよ…って言いながら推しキャラだった。司は主人公のソーマの最終ライバル的な立場で、図らずも敵対することとなり、意地悪してくるのが最高だった。


3D彼女 リアルガール


蒼天の拳 REGENESIS

 ちょっと見た。なんかぬめぬめ動いてた。たしか。


ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
ソードガイ The Animation

多田くんは恋をしない

 みればよかった。

立花館To Lieあんぐる

デビルズライン

 今季の直視できないアニメ枠???少女漫画原作なのかな、主人公の女と安斎さんのイチャイチャシーンが見ているこっちが恥ずかしくなるほどのイチャイチャっぷりだった。完全に声優目当てでみたけども、どのキャラも顔が似ていて、最後まで声でしかキャラを判別できなかった。CMでみた人間と吸血鬼の禁断の吸血欲トレーニングとやらに期待して見ていたのに、そんなシーン殆どなかった。石川由依ちゃんの棒読みがナイスだし、なにより松岡くんの演技がすごい!途中からは完全に松岡くんの演技を楽しむためのアニメになっていた。吸血鬼と人間のハーフという役柄で、獣っぽい感じも、吸血欲という抗えない本能と戦う苦悩といった切ない声がほんとよかった。トイレでシコるときの切迫した声とか完全に18禁だったよ…。ありがとう。これは前述の食戟のソーマと同じ日?に放送されていて朝から2本続けてみることで、松岡くんを堪能していた。ほんと演技上手いよな。


デュエル・マスターズ
東京喰種トーキョーグール:re
奴隷区 The Animation

ニル・アドミラリの天秤

 乙ゲーって感じだった。一話だけ見た。

信長の忍び姉川・石山篇)
ハイスクールD×D HERO
Butlers~千年百年物語~
パズドラ
ひそねとまそたん
ヒナまつり
美男高校地球防衛部HAPPY KISS!
ピアノの森
踏切時間

フルメタル・パニック! IV

 長く続くフルメタシリーズ。気まぐれにワンクール分だけ見てみた。メカの動きがヌメヌメでスゲーー!ってはなしよ。全体的に大人向けアニメな気がした。かっこいい方の智一さんを堪能できた。もう見ない。

ベイブレードバースト 超ゼツ

PERSONA5 the Animation

鬼灯の冷徹(第弐期その弐)

 推し声優の安元さんが主演のこの作品。もちろん全部見てます。なんだかどんどん面白くなくなってきているような、ゲストキャラが増えて、イツメンの活躍があまり見られなくなったのが悲しくて。推しは白です。バカが似合う声優(と安元さんが言っていた)、小林由美子さん!大好きだ!白澤様があんまり出てこないし…ううう来期に期待。


僕のヒーローアカデミア(第3期)
ポンコツエスト~魔王と派遣の魔物たち~ シーズン5
魔法少女 俺
魔法少女サイト

メガロボクス

 ラジオ「天才軍師」のMCふたりがツートップを張る。ラジオ内でも、この作品は宣伝が下手なのであまり多くの人に知られてません。だからみんなで見て口コミで広げましょう。と言っていた。もはやこのワンクールはメガロボクスの話ばかりするので、みないとラジオにもついていけない感じになっていた。3月の大天才軍師イベントでは、3000人の観客にスマホを出させて、公式ツイッターをフォローしてください!と必死の宣伝活動。そのかいあってか、4月の安元本発売記念イベントでは、100人位のお客さんの8割ほどがメガロボクスを見たと手を上げていた。お二人ともファンは圧倒的に女性が多いが、メガロボクスは「あしたのジョー」をベースにしたなんとも男臭い香りの漂うアニメ。さらにボクシングものということでなかなか手を付けづらかったのではないだろうか。とはいえメガロボクスがメインと言うよりも、それを取り巻く人間模様が一番大きな見どころだったと思うし、そこに関してはかなり楽しめた。たしかに、音作りや雰囲気作りには丁寧さを感じたし、色んな意味で挑戦的な攻めたアニメだったと思う。サチオがラップやり始めたのにはしびれた。とあるアニヲタのひとが、メガロボクスはいい!と言っていたので、分かる人にはわかるんだなと思った。みんなの思いが伝わっていてよかった、と何目線かわからないことを思ったのであった。

メジャーセカンド

妖怪ウォッチ シャドウサイド

 昨年公開された映画で初めて妖怪ウォッチというものに触れたのだが、思ったよりも面白いし、話もつながっているような感じだったので続けて視聴した。何も考えずにイケボを楽しむアニメだが、外見をいじるような描写が多くてもやもやする。ミッチーのギャグ感がヤングさんにぴったりでかわいい。

ラストピリオド ―終わりなき螺旋の物語―
ルパン三世 PART5
レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~
レディスポ

鹿楓堂よついろ日和

 今季一番再生したアニメ。主演4人が諏訪部順一さん、小野大輔さん、中村悠一さん、山下大輝さんというあまりにも大好物なイケボ。イケメン四人でカフェを経営、そしてまさかの共同生活。あまりにもホモホモしいアニメだった。スイとときのコンビが熟年夫婦のように微笑み合っているのがしこかった。こんなことばかりいっているが、この物語は全体的に心温まるストーリーでまあいわば?夏目友人帳枠である。とりあえずイケボまつりなのでドラマCDかのように特に画面を見ずにただ流しているときが多かった。続編があったら必ず見るし、そんなことよりドラマCDつきのコミックを出してくれ!!!あとpixivがもうちょい盛り上がってほしかった!

LOST SONG
Lostorage conflated WIXOSS
若おかみは小学生!

ヲタクに恋は難しい

ひろたかの声が思ってたのと違うので、販促CDからCVがワンチャン変わると思ったのだがそうはならず結局見れなかった。

 

終了。

 

ベスト・オブ2018春アニメは宇宙戦艦ティラミス!!!

 

今更アップするという。もうすぐ夏アニメも終わっちまうぜ。

 

 

 

 

 

 

 

【レポ】ヤスモト春のホン祭り@HMV渋谷

※注意
 これは「ヤスモト春のホン祭りの渋谷HMV会場回」の非公式レポです。当方メモや録音などの記録行為を一切していないため、ここに書かれていることはすべてわたしの脳内記憶を元にしたものとなります。そのため情報の漏れ、誤った情報が記載されている可能性があります。このような性質を考慮し、転載や引用はお断りいたします。(リンクの共有は構いません)その点にご留意ください。 

 

 


 ヤスモト春のホン祭の渋谷HMV会場の回に参加してきました。はっきりしたことはわかりませんが、参加人数は約200人。ありがたいことに、わたしの「40+1」に付随した参加券の整理番号が25!予約はしっかり並んで買いに行ったのですが、受け取りに行ったのは発売から2週ほど経った日だったので、ランダム配布とはいえちょっと心配でしたが、まさに杞憂でした。かなり早いほうなので、椅子席の3列の目ど真ん中でトークショーを見ることができました。

 見た感じ、半分くらいの人が椅子席で、残りの方は立ち見席でした。集合時間は3時。わたしは2時半頃に到着したのですが、イベントに参加しそうな方がチラホラ。50分頃にはかなりの人数が集まっていたのですが整列は始まらず、ほんとうに3時ピッタリに整列開始。列ができてきた後、遅れてやってきた人もかなりいて。参加券には集合時間に間に合わなかった人は列の最後に並ぶと書いてあったのですが、その場のスタッフの指示で整理番号の通りに割り込み。これにはトラブルが起こるのでは?とヒヤヒヤしましたが、なんとかスタッフの方のおしゃべりに笑みもこぼれる整列でした(笑)。いろいろな方のイベントに行ってきた独自の経験から、安元さんのファンの方は所謂「民度が高い」ような気がします。他のイベントが荒れてるとかそういうことではなくて、安元さんの出演されているイベントの穏やかさはピカイチだと思います。

 イベントの全体の流れは事前に回収した質問への回答、お渡し会です。以上!とってもシンプル。(質問の内容は最後にまとめて書きます)

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安元氏おすすめのナッツ@天才軍師2017/07/23

 

タイトルの通り、安元洋貴さんおすすめのナッツです。紹介と言うか、個人的備忘録。

 

2017/07/23の天才軍師にて、中目黒とかにあるお店のベーコンの香りがするナッツでウイスキーが止まらなくなるそうです。声優仲間の方にプレゼントするほど気に入ってらっしゃるようで、その回のゲストの田村睦心さんにも今度あげるよ、とおっしゃっていました。気になったので「中目黒 ナッツ ベーコン」と検索したところ発見!なんて安直なアンド検索だ!と思いながら、これに違いないと思うものが出てきたのでびっくりです。それがこちらの商品。

 

groovynuts.shop-pro.jp

「Groovy Nuts」のベーコンスモークドナッツ。実店舗は中目黒と鎌倉にあるみたいです。公式サイトの写真がどう考えても美味しそう。税抜1500円。お手頃とまではいきませんが、たまにはいつもと違ったツマミで、というときにはいいかもしれません。他にも

 

 

groovynuts.shop-pro.jp

groovynuts.shop-pro.jp

こんなのもあるみたい。

 

お店には、オンラインショップにはないナッツやナッツの飲み物なんかもあるみたいなので、実際に足を運んでみるのも楽しいかも。

 

 

 

 

 

それでは。備忘録なので短くてすまんのう。

 

 

 

 

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