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「夜は短し歩けよ乙女」感想!ネタバレ注意!

夜は短し歩けよ乙女」感想!ネタバレ注意!

 

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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告

 

 

 

 色々とリンクを貼りましたが、殆どのみなさんがご存知ですよね。わたしが劇場に足を運んだのは、GW中のことなのですが今更感想を書きます。

 

 まず、なぜこの映画を観に行ったのかといいますと、神谷さんが出演されているからと言ってしまってはそれまでなのですが、「夜は短し歩けよ乙女」の原作者の森見登美彦さんのファンで、かつ「四畳半神話大系」信者の友人に強く勧められたからです。正直、神谷さん目当てだけならDVD待ちだったと思います。

 

 ではでは、感想を。ちなみに、原作は未読。

 

 ディズニーのようにリアルに滑らかに動くことがアニメの全てではないのです。アニメでしかできないこと、デフォルメ…これが心をワクワクさせるのです!
 

 ストーリーは意味がわからない(意味を求める必要もない)がリズムで時間が流れて行きます。星野源さんはこう言っては悪いですが、目立たずむしろ埋もれるような平凡な男があっていました声優にまみれ、2次元の映像に声を当てるとさすがに違和感があって、ただそれだけが彼の"華"だったと言っても良いいかもしれません。これは褒め言葉だ!。(星野源さんのこと、嫌いじゃないんですよ、むしろ好きなんです!)
 
 
 それとは対照的に、パンツ番長役の芸人、ロバート秋山さんはあの豪華声優陣の中でも全く違和感のない声を出していました。出演していることを忘れていたわたしは(あまり下調べをしていなかった)、こんな声の声優さんいたっけ?と終始謎のままでした。そんな訳で、彼の芸達者ぶりには舌を巻きました。ほんとにすごかったです。
 

 そして今回のお目当、神谷浩史。アジアナンバーワン声優の彼のことですから、演技に対しては言うことなしです。当たり前です。安心して聞いていられますね。男性にしては高めの澄んだ気高さを感じる声が、あの画面上でもっとも"美人"の彼の役がぴったりでした。怒り、叫び、寄り添い、風邪をひき、歌い、女装し、ホモに…。
 女装で歌うシーン(女声で)が、よかったですね~。ほんとに、気高くもか弱い感じがして、抱けますね。はい。それに、風邪ひきさんなシーンも素敵でした。弱った声に、庇護欲が掻き立てられる!抱けますね。
 ともかく短い時間で色々な声色を堪能することができました。ご馳走様でした。大変美味しくいただきました。


 乙女役の花澤香菜さん、予告だけを見ていると、ちょっと声が可愛すぎるのでは?と思ってしまいましたが、実際はちょうど良かったですかね。どうなんでしょうか。まあ、可愛かったですけど。キャラクター設定が、ふわふわしているので難しい役どころだったのかもしれませんが、一つの正解を見せられた気がしました。
 
 
 その他、全員触れていくとキリがないのですが、声優陣がほんとに豪華でしたね。それなのに主演は星野源さん。これは、オタクもそうでない人も見に行ってしまいますね。
 
 
 隣の席に座っていた全然知らない人は、原作ファンらしかったのですが、エンドロールも終わり席をたつ時に「これは正解だ。名作だ」と呟いて出て行かれました。
 
 
 最後に。まだ上映している劇場もありますので、まだご覧になっていない方はぜひ、劇場に足を運んでみてください!損はしないと思います!すでにご覧になったという方は、二度目、三度目…。
 わたしは、パンフレットを購入するのを忘れてしまった(夜遅くの上映で、そこまで頭が回っていなかったようです)ので、吉祥寺の方に足を運ぼうかと思っております。
 
 
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。